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関節リウマチが起きる原因

関節リウマチは免疫が異常となって起こる自己免疫疾患のひとつです。
私たちの体には、体の外から侵入してきた細菌やウイルスなどから身を守るために免疫という機能が働いています。
本来の免疫の働きでは細菌やウイルスなど体外から侵入してきたものである異物を排除することで、自分自身の体の組織や成分は異物ではないので攻撃されません。
しかし、免疫に異常が起こり自分自身の体の組織や成分を誤って異物とみなして攻撃してしまうのが自己免疫疾患です。

なぜ免疫の異常が起こるのかという点での関節リウマチの原因ははっきりわかっていません。
しかし、免疫の異常がどのようにして症状を引き起こしているかの仕組みは解明されつつあります。
関節リウマチは、ウイルス感染などをきっかけに免疫の働きをしているリンパ球が関節の組織を異物とみなして攻撃するようになると考えられています。

私たちの体の関節は、骨と骨とがつなぎ合わされた部分で骨の端にはクッションの役割を果たす軟骨があり、この部位は滑膜という膜に覆われています。
関節リウマチではまず滑膜に炎症が起き、滑膜が異常に増殖します。
そこから炎症が広がり、軟骨や骨が破壊されて関節が変形しその機能を失ってしまいます。

病気の治療法には、大きく分けて病気を治癒させるための治療と症状を緩和するための治療の2つがあります。
関節リウマチに関しては原因がはっきりわかっていないために病気を治癒させることのできる確実な治療法はありません。
しかし、近年では免疫の異常を調整する薬が使われるようになり、適切に治療すれば症状を抑えるだけでなく、関節の破壊という病気の進行を抑えることができるようになってきました。
また、炎症を抑えて痛みをやわらげる治療も行われます。

痛みは関節リウマチの症状のひとつですが、この病気のすべての方が悩まされる症状といえるでしょう。
これらの症状は周囲の人には理解されにくいですが、本人にとっては非常につらい深刻な問題で生活に支障もきたします。
痛みや炎症を抑える治療にはボルタレンやセレコックスなどの消炎鎮痛薬がよく使われます。
これらの薬には病気の進行自体を抑える作用はありませんが、炎症を抑えて痛みを緩和する効果はあります。
この病気では痛みを緩和することも生活の質を保つ上で大切な治療でその効果や使用方法をよく理解してうまく活用していくことが大切です。

どんな対処方法がある?

関節リウマチの激しい痛みは最も辛い症状ということになるでしょう。
抗リウマチ薬などによる治療とは別に痛みに対しては消炎鎮痛剤としてボルタレンやセレコックスなどを使用します。
使用方法としては痛みの激しいときに服用することで鎮痛効果を期待するというものです。
なお、原疾患の治療には生物学的製剤と抗リウマチ薬を併用するパターンが増えてきており、ステロイドの使用は率、量ともに減少傾向にあります。

関節リウマチにおいてはリハビリも切り離せないものでしょう。
関節リウマチにおいては機能回復というより機能維持が重要になってくるので日常的に継続して行うことが大切です。
基本は運動療法と温熱療法ということになりますが、いずれも関節が固まるのを防ぐことと血行をよくすることを目的とするものです。

運動療法には関節が硬くなるのを防ぐために無理のない範囲で関節を動かす動作を行いますが、家庭で実施する場合は入浴後が最も適しているでしょう。
また動かすことを目的とする運動のみならず日常的な生活の中で意識して関節を動かすようにすることも大切です。
末梢の血液の流れをよくして痛みをやわらげ、筋肉のこわばりをとる効果があります。

また温熱療法も痛みやこわばりを和らげることを目的とするのですが、痛みの強い関節を温めて、血液の循環をよくすることで老廃物や痛みの原因物質の排出を促し痛みを和らげる効果を期待します。

関節リウマチ自体の病気治療と並行して、状態に応じて、必要な時期に、必要なリハビリを行うことは生活の質の維持することには欠かせません。
日常生活を送る中で自分の力でできることを少しでも多く維持していくためには医師や理学療法士と相談しながら、必要なリハビリを根気よく続けてくことが大切です。